金融機関が見る融資審査のポイント(その7) まとめ
(Vol. 705/730)
前回は、定量情報のうち
その他のBS項目についての
着眼点を書きました。
今回は、まとめとして
総合的な観点について
書きたいと思います。
〇前期や前々期と比較してどうか?
〇決算後の動きはどうなっているか?
〇PLの変化とBSの変化に整合性はあるか?
(たとえば、売上は減り続けているが、売掛金や在庫は増加している)〇経常収支比率(経常収入÷経常支出)が3期連続で100%を切り、直前期が80%を切る状況では、資金繰りがひっ迫していると考えられるので要注意
〇売掛金、棚卸資産、買掛金の回転率が著しく増減している場合は要注意
経営数値は3期分を並べて
比較すると現状が
よくわかります。
経営数値の改善は、
前期より当期、当期より翌期、
と地道に良くしていく
しかありません。
飛び道具はないので、
日々積み上げていく
しかないでしょう。
具体的にには、
どうすればいいのか?
これは、
タイムリーな月次処理を
することが第一歩だと思います。
そして、生きた経営数値に
基づいた経営判断をしていく。
そうやって日々愚直に
努力を積み重ねていく
しかないでしょう。
その際には、
お金のブロックパズルも
役に立つと思いますので、
ぜひご利用くださいね。
事業活動を円滑に
運営していくには、
金融機関とうまくつきあう
ことも必要です。
今回のシリーズは、
そのために必要なポイントを
金融機関の方から
シェアしてもらった情報です。
ぜひ、うまく活用してくださいね。
これらのポイントに留意しながら、
金融機関とうまくつきあっていきましょう。
融資や資金繰りでのご相談があれば、
お手伝いさせて頂きますので
ご連絡をお願い致します。
本日も最後まで読んで頂き、
ありがとうございました。
税理士 / キャッシュフローコーチ
齋藤泰行(さいとうやすゆき)
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