「なぜ、儲からないのか?」を克服する(その4)
(Vol.589/607)
前回の続きです。
今回も「粗利を増やす」
という視点でみていきます。
復習となりますが、
「粗利」は次の算式で計算します。
粗利 = 売上 - 変動費
今回は「変動費を下げる」です。
変動費とは、売上の増減に応じて
増えたり減ったりする
費用のことです。
この費用は業種・業態により
内容はことなりますが、
仕入にまつわるコストが
多いと思います。
では、どのようにすれば
「変動費を下げる」ことが
できるのでしょうか?
たとえば、
・仕入内容や仕入れ先を見直す
→以前からの慣習で同条件で仕入れていたが、今では相場が下がっているなんてことはないでしょうか?
・仕入諸掛りを見直す
→仕入れにまつわるコストは、商品などの代金だけではありません。配送費用、輸送費用などの物流コストの占める割合は少なくないでしょう。配送会社や輸送サービスにより、コストが下がる可能性はあります。
・ロスの最小化
→売れ残りをなくし売り切る方法はないでしょうか?無駄な仕入れをなくす努力も必要でしょう。
業種・業態により変動費は
変わりますので、
変動費の内容により
対策を検討してみましょう。
ここで注意すべきは、
取引先に過剰な要求を
しすぎないことです。
適正価格の取引でなければ、
お互いに良い取引を
継続できませんからね。
さて、「儲からない」を
克服するための4つのアプローチ
を見てきました。
これらをしっかり見直せば、
必ず「儲からない」を克服する
ヒントが得られるはずです。
そのために重要なことは、
まずは「着手」することでしょう。
この見直し作業は、
めんどうですし、
「重要だが緊急性がない」ため、
先送りされがちですからね。
この内容に沿って
ご自身で取り組まれてもいいですし、
より早く成果を得たいと考えるのなら
私のような専門家にご相談くださいね。
本日も最後まで読んで頂き、
ありがとうございました。
税理士 / キャッシュフローコーチ
齋藤泰行(さいとうやすゆき)
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