「お金を回収するまでが商売」ですね
(Vol. 992/1000)
コロナ禍で上場会社の倒産が
話題になりました。
レナウンですが、この騒動について
テレビ東京の経済番組
「昼サテ」の崔(さい)さんの
コメントが印象的でした。
崔さんによれば、
レナウンの自己資本比率は
約47%と低くありませんでした。
ですから、
この倒産騒動は寝耳に水で
事前に予想できた人は
少なかったであろう、と。
ところが、
売上債権の回収日数は
約74日と通常より
長くなっていました。
つまり、現金回収に遅れが
生じていたということを
意味します。
いかに売上があろうとも、
いかに自己資本比率が高くとも、
結局は現金が回収できなければ
会社は立ち行かなくなる
ということです。
崔さんも言ってましたが、
基本に立ち返り、
「お金を回収するまでが商売」
ということを
再認識しましたね。
さて、
このお話は中小企業についても
そのまま当てはまりますね。
「お金を回収するまでが商売」
という基本を忘れては
いけませんね。
また、「お金の流れ」も
きちんとおさえておかないと
いけません。
コロナにより新たな借入をした
経営者さんも多いことと
思います。
ですが、
これはあくまで
「借入金」ですから
いつかは返済
しなければいけません。
つまり、
「これまで以上に利益を出して
納税をしなければいけない」
ということを意味します。
借入金の返済は
利益でしかできませんからね。
アフターコロナにおいては、
これまで以上に
キャッシュフロー経営が
求められます。
入口の理解としては
お金のブロックパズルが
おすすめです。
本日も最後まで読んで頂き、
ありがとうございました。
税理士 / キャッシュフローコーチ
齋藤泰行(さいとうやすゆき)
URL :https://saito-tax.com/