ホープのような存在になりたい
(Vol. 796/1000)
ラグビーワールドカップ、
南アフリカの優勝で
幕を閉じました。
日本戦でも南アフリカの
強さは目立ちましたが、
決勝戦も完勝でしたね。
そんな南アフリカですが、
歴史的にむずかしい事情を
抱えていた国です。
アパルトヘイトで
人種差別が公然と
行われていましたからね。
だから、
ラグビーはもともと
白人のスポーツでした。
そういう過去を踏まえて、
今回のチームはシヤ・コリシ選手が
黒人初の主将となりました。
そういった意味でも
優勝という最高の結果がでたことは、
南アフリカにとって
大きな成果だったことでしょう。
主力のロウ選手は
自分たちの存在意義について
こう語っています。
南アフリカ人でなければ理解は難しいと思いますが、母国では個々の難しい課題を抱えている方がいます。だから私たちは、彼らにとってのホープのような存在になりたい。国民の皆様には、我々のプレーを見て国に誇りを感じて欲しい。私はそれぞれが抱えるチャレンジに対し、少しでも違いを与えていきたい。
「ホープのような存在になりたい」
という言葉、いいですね。
代表チームが体を張って
お手本を見せたという
感じでしょうか。
南アフリカは
「レインボーネーション」と言われ、
多くの民族が存在し、
公用語が11か国語もあります。
そんなバックグラウンドが
様々な選手達が、
結束し融合して
成果を出しました。
これが国内情勢の状況改善に
大きく寄与するかもしれません。
このことは日本の中小企業に
とっても同じことが
言えるかもしれません。
会社にもいろんな
考えの人が集まって、
同じ職場で働いています。
当然、全て自分の思い通り
にはいきません。
ところが、
ビジョンを言語化し、
そのビジョンの実現に向けて
邁進する姿を見せ続ければ。
そして、
その想いをしっかりと伝えれば。
いつの日か共感を得られる日
がくることでしょう。
もちろん、
すぐにどうにかなるような
ことではありません。
でも、地道な努力の積み重ねが、
いつか成果につながる
ことでしょう。
前述のコリシ選手は
試合の前日に、
結びつけば、大きなことを生み出す。それを世界に見せたいんです。
と発言していました。
「結びつけば、大きなことを生み出す。」
まさに地道な努力が
結びついて結実しました。
そして、まさしく
「国民のホープのような存在」
になりましたね!
試合後にいろいろ知りましたが、
南アフリカチームから学ぶべきこと
たくさんありますね。
本日も最後まで読んで頂き、
ありがとうございました。
税理士 / キャッシュフローコーチ
齋藤泰行(さいとうやすゆき)
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