【源泉所得税】e-Taxソフト(WEB版)なら銀行に行かず納付までネットで完結します
横浜市青葉区の税理士斎藤です。
源泉所得税は、納期の特例の制度を利用すると納付の手間が減ります。
さらに、e-Taxソフト(WEB版)を利用すれば金融機関に行かずに納付までネットで完結できます。
源泉所得税の納付は煩わしい
源泉所得税は、原則毎月納付ですが、納期の特例を利用すればにその手間を減らせます。
とはいえ、納付のたびに金融機関に行って源泉所得税を支払う手間は残ります。源泉所得税だけを支払いに銀行に行くのもなあー、と煩わしく思いますよね。
そんな場合は、e-Taxソフト(WEB版)を利用すると金融機関に行かずにネットで納付まで完結できるのでおススメです。
利用に際して必要なこと、留意点
利用に際しては以下の準備が必要です。
開始届出
e-Taxを利用する場合は、開始届出が必要です。(後述するメインメニューから手続きできます)
事前準備セットアップ
e-Taxソフト(WEB版)の利用にあたり、インストールが必要です。
インターネットバンキング
ペイジーが使える金融機関のインターネットバンキングが必要です。(ATMでも納付は可能です)
留意点
・e-Taxソフト(WEB版)の利用料はかかりません。
・源泉所得税の納付にあたり、電子証明書は必要ありません。
・利用可能時間は以下のようになっています。(執筆時時点)
1.通常期
【受付日】
・月曜日~金曜日(祝日等及び12月29日~1月3日を除きます。)
・5月、8月、11月の最終土曜日及び翌日の日曜日
【受付時間】
・8時30分~24時2.所得税等の確定申告時期
・全日(土日祝日等を含みます。)
24時間(メンテナンス時間を除きます。)
※ 具体的な期間については、12月上旬に当ホームページでお知らせする予定です。(注1) e-Taxの開始(変更等)届出書作成・提出コーナー、e-Taxソフト(WEB版)、e-Taxソフト(SP版)、NISAコーナー及びFATCAコーナーの利用可能時間についても同様です。
(注2) 電子納税及び手数料納付の利用可能時間は、上記のe-Taxの利用可能時間内で、かつ、ご利用の金融機関のシステム(インターネットバンキングやATM等)が稼動している時間となります。
(e-Taxの利用可能時間より引用)
利用までの流れ
e-Taxソフト(WEB版)で源泉所得税を納付するまでの流れを見ていきましょう。
まずは、e-Taxのページにいきます。リンク→ e-Tax
e-Taxのページにあるe-Taxソフト(WEB版)をクリックします。
e-Taxソフト(WEB版)のメインメニュー画面。
開始届出をまだしていない場合は、右側をクリックして開始届出を行います。
顧問税理士が電子申告している場合は、顧問税理士に「利用者識別番号」「暗証番号」「納税用確認番号」を教えてもらって下さい。
e-Taxソフト(WEB版)にログインしたら、まず利用者情報の登録をします。
基本情報を登録します。
利用者情報を登録すると申告・申請・納税ができるようになります。
申告・申請・納税の画面の新規作成で納付データを作成します。
納期の特例の場合は、「給与所得・退職所得等の所得税徴収高計算書(納期特例分)」を選びます。
毎月納付の場合なら「給与所得・退職所得等の所得税徴収高計算書(一般分)」、デザイナーの報酬や原稿料・講演料などは「報酬・料金等の所得税徴収高計算書」で納付手続きがとれます。
対象期間と対象区分を入力します。
支払年月日、人員、支給額、税額などを入力します。
入力データの確認画面で内容を確認します。
問題ないようであれば、次の画面に進んで送信ボタンをクリックします。
無事送信されると「送信が完了しました。」と出ます。「受信通知の確認」ボタンをクリックすると送信した内容とともに、納税がある場合は以下が表示されます。
「収納機関番号」00200(国税庁)
「納付番号」(16桁の利用者識別番号)
「確認番号」(6桁の納税用確認番号)
「納付区分」表示される番号
ペイジーが使えるインターネットバンキングならば、「税金・各種料金振込」などの項目から上記の情報を入力すれば納付ができます。
むすび
源泉所得税はe-Taxソフト(WEB版)を利用すると手続きがだいぶ楽になります。
今まで利用していないのならば、試してみることをおススメします!