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「富士フィルム」と「コダック」のちがいとは? 

 

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(Vol. 902/1000)

 

 

いまは、
移り変わりの
激しい時代です。

 

だから、
企業は既存の事業に
こだわりすぎては、
立ち行かなくなる
ケースもあります。

 

とりわけ、
コダックと富士フィルム
のお話は有名ですね

 

2000年当時、
カラーフィルム市場の
覇権を争っていたのは
コダックと富士フィルムでした。

 

その後、2つの会社の
戦略は大きくことなります。

 

コダックは、
あくまでフィルムに
こだわる戦略を取りました。

 

一方、富士フィルムは、
デジタルカメラ市場
に進出します。
フィルムではなく、
デジカメに舵をきりました。

 

結果、
コダックは2012年に倒産。

 

富士フィルムは
デジカメ市場への
積極投資が実り、
デジカメ市場で
存在感を示しました。

 

この2つの会社の
決定的なちがいは
なんだったのでしょうか?

 

それは、
変化し続けられたか否か、
です。

 

コダックは、
シェアトップのフィルムにこだわり、
デジカメの時代を読むことが
できませんでした。

 

つまり、
変わらないことを
選んだわけです。

 

一方の富士フィルムは、
これから拡大するであろう
デジカメ市場に
チャレンジしました。

 

つまり、
変わることを
厭わなかったわけです。

 

変わることができる
富士フィルムは、
その後も業態を変化し続けて、
いまではヘルスケアや
高付加価値素材なども
事業を主軸にしています。

 

つまり、変化し続けることで
企業価値を高めることに
成功したわけです。

 

「現状維持では、
後退するばかりである」
というウォルト・ディズニー
の言葉もあります。

 

中小企業においても、
変化をしなければ
生き残れない場面はあるでしょう。

 

経営者は、
慎重に時代を見極めて、
大胆に決断をしなくては
いけません。

 

変容・進化を恐れずに
チャレンジをしていく覚悟も、
ときには必要ですね。

 

 

(余談)

デジカメの波に
乗り遅れたコダック。

 

でも皮肉なことに
デジカメをはじめて
製品化したのはコダックでした。

 

変わり続けるチャンスはあったのに
モノにできなかったのは、
経営者責任なんでしょうね。
きびしいですが。

 

本日も最後まで読んで頂き、
ありがとうございました。

税理士 / キャッシュフローコーチ
齋藤泰行(さいとうやすゆき)
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メール:info@saito-tax.com

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