会社の数字 定期点検を受けていますか?
(Vol.602/607)
先日、クロスカブの
定期点検を受けました。
購入時に、半年ごとに
点検を受けるプランを
申し込んでいます。
クロスカブは、
スーパーカブの中で
アウトドア向けのカブです。
とはいえ、私の場合、
近場にしか行きませんし、
そこまでハードに乗り込んでいる
わけでもありません。
とりわけ、冬場は寒かったり、
忙しかったりで走行距離は控えめ。
なので、今回も
「問題はないだろうな」
と思いながら、いつものように
オイル交換や車体整備を
してもらいました。
ところが、整備が終わり、
クロスカブを引き取りに行くと、
バッテリーについて
注意を要する旨の指摘を
受けたのでした。
曰く、バッテリーの電圧が
通常に比べてかなり下がっている
とのこと。
対策としては、
・バッテリーを充電するか
・走ってバッテリーをチャージするか
いずれかをしないと、
そのうちエンジンが
かからなくなるかも、
ということでした。
正直、これは自分だけでは
気づかないことであり、
プロの定期点検を受けたから
こそ知り得た情報でしょう。
こういうことは、
事業運営においてもあることです。
会社に置き換えると、
たとえば、
「月次チェックを
きちんと受けているか」
ということになります。
月次は、定期的に、
かつ、タイムリーに
数値をチェックをしないと
意味がありません。
そして、できれば
第三者の客観的な視点で
チェックが入る方が
望ましいでしょう。
定期的なチェックにより、
異常値や数値の違和感に
いちはやく気づくことが
できるからです。
ここが重要です。
その数値が傷んでいる
原因を特定して、
はやい段階で対策を打つ
ことができます。
そういう地道な努力の
繰り返しが「利益」
となって実を結ぶのでしょう。
これは個人的な感覚ですが、
業績の良い会社というのは、
やはり「月次がスピーディー、
かつ、タイムリー」なものです。
そして、その数値は
必ず第三者のチェックを
受けているため、信頼性も高い。
だから、経営数値に基づいた
的確な経営判断ができる。
そういう好循環が生まれている
のだと思います。
というわけで、
経理は後回しがちな会社さん、
定期点検(月次チェック)を
しっかりと受ける仕組みを
検討してみてはいかがでしょうか?
業績の向上の第一歩に
つながりますよ。
本日も最後まで読んで頂き、
ありがとうございました。
税理士 / キャッシュフローコーチ
齋藤泰行(さいとうやすゆき)
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