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飲食業 消費税増税後の価格表示はどうしますか?

 

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(Vol.565/607)

 

今年10月から消費税増税が
予定されています。

 

これにより、消費税率は
「8%」から「10%」
となります。

 

と、同時に今回の改正では
「軽減税率」が適用される
ことになります。

 

消費税増税の影響は
みんなが受けるわけですが、
とりわけ飲食関連の事業者への
影響は大きいですね。

 

同じ商品が売れたとしても、

・店内飲食の場合 10%

・持ち帰りの場合 8%

と税率がことなるからです。

 

飲食チェーンでは、
「同一価格表示」を検討している
ところも多いようですね。

 

ちなみに「同一価格表示」とは、
どちらかの価額に揃えて
価格表示する方法です。

 

たとえば、
税抜1,000円の商品ならば、
税込で「1080円」か
「1,100円」と表示します。

 

「1,080円」ならば、

・店内飲食(10%)の場合 本体982円、税98円

・持ち帰り(8%)の場合 本体1,000円、税80円

 

「1,100円」ならば、

・店内飲食(10%)の場合 本体1,000円、税100円

・持ち帰り(8%)の場合 本体1,019円、税81円

 

設定により「実質値上げ」や
「実質値下げ」となるので、
どちらに寄せるのかは
むずかしいようですね。

 

さて、そんななか、
飲食チェーン大手のケンタッキーが
いちはやく方針を決めました。

 

ケンタッキーでは、
店内飲食と持ち帰りで
別々の価格で表示するそうです。

 

これは、70%のお客さんが
持ち帰りを選択するため、
区分して表示した方が
お客さんの納得感を得られる
との判断からだそうです。

 

「持ち帰りと言ったお客さんが
店内で飲食したらどうするか?」など、
これから検討することは
あるようですが、
業界的にいちはやく判断したことは
意味がありますね。

 

増税までまだ少し時間は
ありますが、
飲食関連の事業者さんは
対応をどうするか、
そろそろ決めておいた方が
いいのでしょうね。

 

メニュー表示やレジなど
やるべき準備も、
それなりにあると
思いますので。

 

本日も最後まで読んで頂き、
ありがとうございました。

税理士 / キャッシュフローコーチ
齋藤泰行(さいとうやすゆき)
URL   :https://saito-tax.com/
メール:info@saito-tax.com

 

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