「枠をはずす」場づくりの重要性
(Vol. 832/1000)
NHK「プロフェッショナル」で
サンリオピューロランドを
V字回復に導いた
小巻亜矢社長が
取り上げられていました。
サンリオピューロランドは
5年前まで赤字続きで
ジリ貧のテーマパーク。
しかも、当時、
小巻社長はテーマパークは
ずぶの素人。
どのように
人気パークに導いたのか、
小巻社長に密着して
その秘密に迫ります。
V字回復のポイントは、
「社員に任せること」。
むかしのサンリオ
ピューロランドは、
小さな子供向けの
テーマパークでした。
小巻社長は着任してから、
とにかく社員の声を
聞いたそうです。
そして、社員の間で
ターゲットを若い女性にした
パークづくりをしたいという
願望があることを知ります。
それからは、
「大丈夫」と社員を励まして
ターゲット層を大きく変えた
パークづくりに邁進します。
アトラクションも
若い女性向けに
大きく舵を切り、
これがSNS効果で
実を結び、
今日の人気パークへと
つながりました。
とはいえ、
「社員に任せる」は
大事だとわかっていても、
言うは易く行うは難し。
小巻社長は「大丈夫」と
社員に勇気を与えて、
行動を後押しました。
もちろん、
失敗することも
あるでしょう。
それでも、
「その失敗をどう感じたか?」
を社員に考えてもらうことで
その社員の成長につながればいい
と言います。
そうやって自律的な行動を
促進することで
枠をはずします。
「面白い仕事は枠を
はずさなければできない」
と小巻社長は言い切ります。
常識に凝り固まっていては
新たなアイデアも
生まれませんからね。
なにかがうまくいかないときは、
「枠をはずす」という着眼点が
突破口につながるかもしれません。
「大丈夫」と後押しされると、
人はその言葉に勇気づけられて
強くなります。
枠をはずれても否定されず、
大丈夫と安心して
取り組める環境が重要ということ。
つまり、
「安心・安全・ポジティブな場」
にこそ成果は生まれる。
改革をおこなう「場づくり」こそ、
V字回復のキーポイント
だったと言えそうです。
本日も最後まで読んで頂き、
ありがとうございました。
税理士 / キャッシュフローコーチ
齋藤泰行(さいとうやすゆき)
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