朝ドラ「エール」 何も伝わらなかったの、 あなたの歌からは。
(Vol. 1085/1096)
朝ドラ「エール」
9月14日から放送が
再開されることが決まりました。
新たな展開が楽しみです。
いま「エール」は
再放送をしています。
だから、一度観たことが
あるわけですが、
よくできているので
問題なく再視聴できますね。
先日は主人公裕一の奥さん
音の話がメインでした。
音は、音楽学校で
声楽を学んでいます。
学内公演のオーディションがあり、
候補者にパフォーマンスの感想を
聞かれる場面がありました。
音は、
「みなさんの前で歌うことが
できて楽しかった」
と答えます。
音は、この選考を通過して
最終選考に残るのですが、
選考委員の一人である
オペラ歌手から
辛辣な意見をもらいます。
「何も伝わらなかったの、
あなたの歌からは。」
と。
「楽しかった」という感想は、
つまり、自分のことしか
考えていないと言えます。
つまり、聞き手のこと、
全体のことなどは
考慮していないとも言えます。
主役であれば、
それではダメで、
何らかのメッセージを
伝えなければいけない、
と指導を受けたわけです。
こういうことは、
ビジネスの世界でも
よくあることです。
自己満足に自身の商品の特徴だけを
伝えるみたいなことですね。
確かにいい商品
なのかもしれませんが、
「何も伝わらなかったの、
あなたのプレゼンからは。」
という状況に
陥っているわけです。
大事なことは、
「何が伝わるか」ですね。
「伝える」ではなく「伝わる」です。
「伝える」は
ある意味でひとりよがりです。
一方的に自分がしゃべりたいことを
話すというのが「伝える」です。
一方で、相手のことを
念頭において
プレゼンを組み立てると
「伝わる」のでしょう。
どこを意識して話すのか?
「伝える」のか?
「伝わる」のか?
その差はかなり大きいと思います。
あなたはどう思いますか?
本日も最後まで読んで頂き、
ありがとうございました。
税理士 / キャッシュフローコーチ
齋藤泰行(さいとうやすゆき)
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