提出・納税するまでが確定申告です。

（Vol.552/607）

 

所得税確定申告は、
申告書を作成したら
終わりではありません。
提出・納付までが確定申告です。

 

まずは、「提出」について。

 

提出期限は3月15日です。
ご自身で作成した場合、提出方法は2つ。

 

電子申告と紙で申告する方法です。

 

電子申告は、国税庁のe-taxソフトなどで
申告書を作成します。

 

その作成した電子データを
電子申告するには、
今年から2つの方法があります。

 

1つはマイナンバーカード方式です。
この場合、カードリーダーが必要となります。

 

もう1つはID・パスワード方式です。
一度、税務署に行って
本人確認をしてもらい、
利用者識別番号とパスワードを
発行してもらう必要があります。

 

上記2つが不可の場合、
電子申告はできず紙ベースで
提出するしかありません。

 

紙ベースで申告書を提出する場合、
「税務署に持参して
提出しないとだめですか？」
という質問をたまに受けますが
郵送で提出できます。

 

ですが、いくつか注意点はあります。

 

１つ目。
申告書は「郵便」で送ること。
普通郵便、簡易書留等か
レターパックですね。

 

提出日は消印日・通信日となります。

 

ちなみに、申告書は信書なので
宅急便やゆうパックでは
送れないことになっています。

 

2つ目。
税務署の収受印のついた控えが
必要な場合、切手を貼った
返信用封筒を同封すること。
これがないと控えは返ってきません。

 

3つ目。
紙で提出する場合、
マイナンバー関係の書類の
添付が必要です。

 

続いて、「納税」について。

 

3月15日までに納付します。
納付書で納付、クレジット払い
などがあります。

 

また振替納税という方法もあります。
一定の書類を提出すると
指定した預金口座から
引き落とされます。

 

4月20日付近が引き落としなので
通常の納付と比べて
1ヶ月ほど猶予があります。

 

さて、繰り返しになりますが、
今年の確定申告の提出・納付期限は
ともに3月15日です。
提出・納税するまでが
確定申告ですから
遅れないようにしましょう。

 

本日も最後まで読んで頂き、
ありがとうございました。

 

税理士 / キャッシュフローコーチ
齋藤泰行（さいとうやすゆき）
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メール：info@saito-tax.com