確定申告に間違えがあった場合、どうすればいいか?
(Vol.530/607)
確定申告書を提出した後に
間違っていることが判明したら
どうすればいいのでしょうか?
間違いが判明した時期や
修正した結果により
訂正申告
修正申告
更正の請求
と手続きが変わります。
それぞれどんな違いが
あるのでしょうか?
まず、確定申告の提出期限内に
間違いが判明した場合、
訂正申告となります。
間違いを修正した確定申告書を
作成し期限内に提出します。
(必要があれば納税も)
その際、申告書上部の余白に
「訂正申告」と朱書きし、
当初申告の提出日と
申告税額を記載します。
つぎに、確定申告の提出期限後に
間違いが判明した場合。
間違いに修正により
課税所得が増加する場合と
減少する場合で手続きが
異なります。
課税所得が増加する場合は
修正申告です。
修正申告により税額が増える場合、
はやめに納付しましょう。
また、本税の他に過少申告加算税、
延滞税がかかります。
課税所得が減少する場合は
更正の請求です。
税金の納め過ぎや
還付が過小だった場合に
税金を戻してもらう手続きです。
税務署が妥当と認めると
減額更正がなされ
還付手続きが行われます。
更正の請求は、
現状、法定申告期限から
5年間以内であれば手続きが可能です。
このように確定申告の間違いに
気づいた場合、状況に応じた
手続きが必要です。
もしも判断に迷ったら、
所轄の税務署に確認
してみましょう。
本日も最後まで読んで頂き、
ありがとうございました。
税理士 / キャッシュフローコーチ
齋藤泰行(さいとうやすゆき)
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