金融機関が見る融資審査のポイント(その1) ヒトにまつわる着眼点
(Vol. 697/730)
先日、金融機関の支店長による
「金融機関が見る融資審査のポイント」
というセミナーに参加しました。
融資にあたり、
金融機関がどこを見ているか、
気になりますよね。
審査では、
定性情報と定量情報が
着目されます。
定量情報とは、
数値化が可能な情報ですね。
財務内容(カネ)のお話ですね。
定性情報とは、
定量情報以外の情報。
質的なモノで事業内容
(ヒト・モノ)のお話ですね。
本日は、「ヒト」にまつわる
着眼点についてお伝えします。
融資にあたり、
以下のようなポイントに
注目しているそうです。
〇信頼性
正直かどうか、信義則は事業を行ううえでも重要な要素
〇謙虚さ
他人の意見を聴く姿勢はあるか
〇決断力・責任感
迅速な経営判断を行っているか、失敗の言い訳を他に転嫁していないか
〇計数観念
決算の内容・総括と今後の見通しを自分の言葉で説明できるか
小規模企業の存続の大部分は、
経営者で決まります。
経営者は小規模企業の
エンジンですから、
その「排気量」を見極めたいと
金融機関は思っています。
とはいえ、
突飛なことを求められて
いるわけではありません。
経営者にとって当たり前のことを
普通にコミュニケーション
取れれば大丈夫でしょう。
要するに、
しっかりとした経営者かどうかを
判断したいということですね。
金融機関と面談するときは
しっかりと事前に準備して
おきましょうね。
明日は、
「モノ」について
書いていきます。
本日も最後まで読んで頂き、
ありがとうございました。
税理士 / キャッシュフローコーチ
齋藤泰行(さいとうやすゆき)
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