失敗を恐れたら、ホームランは打てない

（Vol. 998/1000）

 

先日のカンブリア宮殿で
アイリスオーヤマが
取り上げられてました。

 

以前のアイリスオーヤマ
と言えば、
プラスチック収納の
イメージでした。

 

ところが、
最近は家電の分野でも
大きな注目を集めています。

 

日本の家電メーカーが
白物家電の生産を縮小したときに、
早期退職した各社の人材を
再雇用して家電部門を
強化しました。

 

「白物家電は国内生産では
儲からないよね」という時代に
あえて逆行して白物家電に
注力したわけです。

 

大山会長は
「ピンチはビッグチャンス」
といいます。

 

まさに有言実行で
ピンチをビッグチャンスに
変えたわけです。

 

では、
どのようにしてチャンスを
ものにしたのでしょうか？

 

アイリスオーヤマでは、
開発者が他社の商品を
徹底的に使い倒します。

 

たとえば、掃除機ならば、
ダイソンをはじめ、
日立、東芝など売れ筋の商品を
使いまくります。

 

そして、
それによる感じた
「不満」を商品化するのです。

 

差別化を最優先して、
お客様のニーズを
外さない商品を開発します。

 

ここで重要なポイントは、
思いつきでやらないこと。

 

必ずこれまでに培った
技術との連鎖があることが
成功の秘訣なんだとか。

 

「ピンチはビッグチャンス」
という大山会長の言葉ですが、
補足がありました。

 

それは、

危機に陥ってからやってもダメ。

ピンチになってからやっても間に合わない。

うまくいっているときにやらないと。

失敗を恐れたら、ホームランは打てない。

 

いまはコロナ禍で
大変な会社さんも多い
と思います。

 

大変ですが、
まずはこの難局を
乗り越えましょう。

 

そうすれば、大山会長の言う
「ピンチはビッグチャンス」
という場面に
出会えることでしょう。

 

その時を信じて、
いまを生き残ること。

 

いつの日か、
ホームランを打つために。

 

緊急事態宣言も解除されましたし、
もうひと踏ん張りですね。

 

本日も最後まで読んで頂き、
ありがとうございました。

税理士 / キャッシュフローコーチ
齋藤泰行（さいとうやすゆき）
URL   ：https://saito-tax.com/