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納税の意識は「○○○」とつながっている

 

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(Vol. 1015/1096)

紳士服チェーンを運営する
「はるやま商事」と
「はるやまホールディングス」が
公正取引委員会から
勧告を受けました。

 

消費税の未払いが
2,800万円あったのだとか。

 

 紳士服大手の「はるやま商事」と「はるやまホールディングス」(ともに岡山市北区)が2014年の消費税増税以降、店舗や駐車場の賃料に増税分約2800万円を上乗せして支払っていなかったとして、公正取引委員会は10日、消費税転嫁対策特別措置法違反(買いたたき)で、増税分の支払いと再発防止を勧告した。

 公取委によると、2社は消費税の8%への増税以降、昨年10月の10%への引き上げ後も含め、店舗用の建物や駐車場を自社に貸している36事業者に対し、増税分を上乗せせず賃料を支払っていた。14年4月から昨年11月までの未払い額は計約2800万円に上る。

(2020/06/10  共同通信)

 

これ、
ちょっと悪質な気がします。

 

消費税を5%で
計算した対価のまま、
今に至るということです。

 

たとえば、
賃料100万円だとすると、
税込105万円のまま据え置き。

 

いまは税率10%ですから、
賃料は実質954,545円
ということになります。

 

貸主は、無理やり賃料の値下げを
飲まされていたわけです。

 

記事にあるように、
消費税は下請けや取引先に
転化することは禁止されています。

 

他の記事によれば、
「はるやま」は他の取引についても
消費税の勧告を受けていたそうです。

 

そして、
その指摘項目以外は
問題ないとしていたものの、
だれかの密告により
今回の事態になった模様。

 

「わかっていたのに隠蔽した」
ととられても
文句は言えませんよね。

 

さて、
いまの時代、
「だれから買うか」
これが重要です。

 

消費者は、
その会社の「あり方」を
よく見ています。

 

より良くその会社の「あり方」
を伝えようと大枚をはたいて
広告を打つことさえあります。

 

だから、
「はるやま」のような
法令遵守を無視した会社は
「あり方」が疑われます。

 

少なくとも私は
「はるやま」で
モノを買う気がおきません。

 

そもそも買ったことがないので
モノの質や値段感は知りませんが、
一連の振る舞いを考えると
企業の姿勢として
誠実さは感じられません。

 

「あり方」は
行動や立ち振る舞いに
繋がりますから。

 

消費者に対しても
誠実ではないのでは?
と感じてしまいますよね。

 

今回の件はコスト削減の
一環だったのかもしれませんが
結果的に非常に
高くつきましたね。

 

人の振り見て我が振り直せ、
ですね。

 

 

 

本日も最後まで読んで頂き、
ありがとうございました。

 

税理士 / キャッシュフローコーチ
齋藤泰行(さいとうやすゆき)
URL   :https://saito-tax.com/

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