あのホテルチェーンが破産 キャッシュフロー経営の重要性を再認識
(Vol. 967/1000)
新型コロナウイルスの影響で
ホテルチェーンを運営している
ファーストキャビンが
破産しました。
旅行に関連した業種は、
最も影響を受けている
業種の一つですからね。
コンパクトホテル「ファーストキャビン」を展開。1泊4000円から6000円の宿泊料のホテルで、運営受託やフランチャイズを中心にホテル数を増やしてきた。積極策が功を奏して直近では約25軒まで拡大し、2019年3月期は売上高16億8645万円をあげていた。
しかし、ホテルの供給増や競争激化から計画通りの業績には達せず、2019年3月期は減損など特別損失の発生で2期連続の赤字を余儀なくされた。さらに、「新型コロナウイルス」感染拡大により、3月下旬から4月上旬のホテル稼働率は約10%まで落ち込む日もあるなど、業況が急激に悪化。緊急事態宣言の発出後は休業するホテルも増加し、事業継続が困難となった。
今回の破産申請で営業を終了したホテルは「ファーストキャビン築地」「ファーストキャビン京橋」「ファーストキャビン京都河原町三条」「ファーストキャビン京都嵐山」「ファーストキャビン柏の葉」の5軒。
その他のフランチャイズ店舗の多くは新型コロナウイルス感染拡大の防止のため休業中で、今後の収束動向を踏まえフランチャイズオーナー等の判断で営業を再開する予定。
(4/24/2020 東京商工リサーチより)
ファーストキャビンは、
コンセプト型のカプセルホテルで、
飛行機の客室クラスで
部屋のランクを区分け
しています。
私も、以前に一度だけ
長崎のファーストキャビンに
宿泊したことがあります。
カプセルホテルでしたが、
掃除も行き届いており、
寝るだけならば
十分すぎる施設でした。
ただ、最近は拡大しすぎによる
赤字の経営状態だったところ、
新型コロナで
トドメを刺された恰好。
運が悪かった面もありますが、
経営数値を見誤ったのも
あるのでしょう。
やっぱり、
キャッシュフロー経営は
重要ですね。
本日も最後まで読んで頂き、
ありがとうございました。
税理士 / キャッシュフローコーチ
齋藤泰行(さいとうやすゆき)
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