なぜ、ココイチのフランチャイズは潰れないのか? →そこには明確な理由がある
(Vol. 678/730)
昨日は、ココイチの
インド進出について書きました。
今日もココイチに関する
興味深い記事を見かけたので、
ココイチについて書きます。
さて、飲食店の経営というのは
なかなか大変です。
一説には、新規開業したお店は
3年以内にその9割が廃業する
と言われたりします。
本当に9割かどうかは
わかりませんが、
肌感としてはそんなに遠からず
だと思います。
だから、
安易な飲食店の開業は、
慎重になるように
お話しすることもあります。
そんななか
ココイチのフランチャイズは
驚異の生存率を誇ります。
なんとココイチでは、
10店のうち1店しか潰れない、
そうなんですね。
これ、
かなり驚異的な数値ですよね。
なぜ、ココイチのフランチャイズは
潰れにくいのでしょうか?
それは、ココイチの
のれん分けシステムに
秘密があります。
ココイチは
よくあるチェーン店みたいに、
お金を払えば
フランチャイズになれる
わけではありません。
まずは、
ココイチの社員になる
必要があります。
そして、ココイチの店舗で
経験を積んで、
昇進しないと
独立することはできません。
その過程で店舗運営の
ノウハウを身につけたうえで、
独立することができます。
また、ココイチが
他のフランチャイズ
との最大の違い。
それは、本部にロイヤリティを
支払う必要がないこと。
ただ、食材を本部から
仕入れればいいのです。
通常、フランチャイズを
展開するのは
ロイヤリティ収入が目的です。
ヒドイところだと、
ロイヤリティ収入さえ
払ってくれれば、
フランチャイズの経営状況は
どうでもいいわけです。
そして、多くの店舗は、
その報酬を支払うのが大変で
廃業になったりします。
ところが、
ココイチはその負担の大きい
ロイヤリティが不要です。
つまり、固定費の負担が軽いので、
利益が出しやすいわけですね。
こういうシステムにも、
苦労人の創業者である
宗次徳二さんのお人柄が出ていて、
この会社を応援したくなります。
このココイチの話から
店舗経営のポイントを
学ぶことができます。
ひとつは、
店舗経営のノウハウは
ちゃんと身についているのか?
ということ。
店舗経営のノウハウは
やりながら身にはつきますが、
多くの場合はそれでは
手遅れになり廃業しています。
きちんと店舗経営は出きるのか?
これにしっかりと
回答できる必要がありますね。
もうひとつは、
お金はちゃんと回りますか?
ということ。
固定費がかかりすぎては、
経営は立ちゆきません。
キャッシュフロー計画は
万全でしょうか?
ココイチのフランチャイズが
うまくいく理由から
店舗経営がうまくいく
エッセンスを取り入れて
みてはいかがでしょうか?
本日も最後まで読んで頂き、
ありがとうございました。
税理士 / キャッシュフローコーチ
齋藤泰行(さいとうやすゆき)
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