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コーチングのコツ 〇〇〇を設定する

 

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(Vol.509/607)

 

昨日はコーチングの勉強会に
参加しました。

 

私は税理士ですから、
顧問先から税務や会計の相談や
お問い合わせを受けます。

 

税務や会計に関して言えば、
基本的には私の方が
知識や経験があるため、
顧問先はお悩みの解決方法を
教えて欲しいわけです。
「教える=Teaching(ティーチング)」ですね。

 

同時に、いまはコンサルタントとして
関わらせて頂く機会もあります。
その場合、私のスタンスは、
お客さんに寄り添って一緒に
問題解決の道を模索する
パートナー型コンサルタントです。

 

この場合、ティーチングではなくて、
コーチングというかたちで接します。

 

コーチングには、
明確な定義はないようですが、
「問いかけを通して、相手が自分で
アイデアや選択肢に気づき、
自発的な行動を促す」
という感じでしょうか。

 

ですから、
まずは相手に気づきを
もたらすことが重要です。

 

ところが、
もともと「ティーチング」が
仕事だった人にとっては、
これがなかなかむずかしい
作業だったりします。

 

どういうことか?

 

「相手に気づきをもたらす」
ためには、相手に問いかけを
通して考えてもらう必要があります。

 

そして、
その問いかけを積み重ねて、
相手が自分自身で考え、
アイデアだったり
選択肢だったりにたどり着いて
もらう必要があるわけです。

 

ですが、
「ティーチング」に
慣れた人は話が進むと、
「なんらか自分なりの結論を
お伝えしなくては!」
なんて思ったりします。

 

ましてや、
相手は考えている最中なので
「沈黙の間」が生まれることがあります。

 

その「間」を埋めようと
「アドバイス」や「知っていること」
を話しだしてしまうのです。

 

コーチングをはじめた頃は、
こういう失敗がありました。
そういう流れのセッションは、
うまくいかないことが多く、
苦い思い出だったりします。

 

今回の研修では、
こういう悩みに対する
いくつかの改善アドバイス
がありました。
そのうちのひとつが
「ゴールを設定する」ということです。

 

コーチングに入る前に、
あらかじめ相手に
今回のゴールを設定して
もらうわけですね。

 

「現状の整理をしたいのか」
「選択肢の抽出をしたいのか」
相手のゴールにより、
コーチ側の問いかけも
内容が変わります。

 

あらかじめ、ゴールを共通認識
とすることで、限られた時間で
クラインアントの目指すところに
近づける可能性が高まります。

 

コーチングの主役はだれか?

 

もちろん、クライアントです。

 

この大原則を忘れて、
クライアントの熟考を遮ってまで
「アドバイス」をしても
さして意味はありません。

 

コーチングをするとき、
コーチは相手の「壁打ちの壁」に
徹する必要があるのでしょうね。

 

今後はこのアドバイスを
取り入れつつ、
コーチング技術の上達を
目指したいと思いました。

 

本日も最後まで読んで頂き、
ありがとうございました。

税理士 / キャッシュフローコーチ
齋藤泰行(さいとうやすゆき)
URL   :https://saito-tax.com/
メール:info@saito-tax.com

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