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「○○の還元」こそ商売繫盛の秘訣

 

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(Vol. 1020/1096)

 

先日のカンブリア宮殿で
だいぶ個性的な会社が
取り上げられていました。

 

吉寿屋という会社で
大阪を中心に
「お菓子のデパートよしや」
を経営しています。

 

この経営者、
とにかく個性的です。

 

経営者は出社すると、
まず倉庫に向かいます。

お菓子のみなさま、おはようございます。
今日も一日、よろしくお願いします。
ありがとうございます。

と、お菓子への感謝をすることで
一日が始まります。

 

「みんなの潤いは
お菓子のおかげ。
神様ですから」
という考えからです。

 

そして、
その「潤い」は
ともに働く従業員に
還元されています。

 

こんな図↓を書いて
説明していました。

 

利益の半分は「税金」、
残りは1/3づつ「社員に還元」
「内部留保」「先行投資」

 

なるほど。
あらかじめ、利益の使い方を
シミュレーションしているわけです。

 

それにしても、
「社員に還元」枠を
これだけ設定しているのは
すごいですね。

 

だいたい年間7,000万円を
社員に還元しているそうで、
かなり大盤振る舞いしている
様子が映し出されていました。

 

話だけ聞くと、
なんとなく、
嫌味ったらしい感じも
あるかもしれません。

 

でも、この会社の場合、
恩着せがましさは全然ありません。

 

どうしてなのでしょうか?

 

それは、
「期待していない」からです。

 

どういうことか。
「報奨金やボーナスは
これまでの成果に対して
支払うもの」
と考えているということ。

 

だから、報奨金や
ボーナスを支払っても
見返りは求めません。

 

経営者の心理としては、
「実績」を踏まえて
ボーナスは査定するものの
「これからの貢献」も
求めてしまいがちです。

 

でも、
「もらう方」からすれば、
重く感じられます。

 

そういう意味で
「よしや」の場合、
もらいやすいですし、
じつはそちらの方が
社員には響くようです。

 

この会社の従業員の
定着率が高い
というのも
納得できますね。

 

ちなみに、
この会社さんは「仕入れ先」
も大切にします。
入れ先にも定期的に
施しをおこないます。

 

「期待をしない感謝の還元」こそ、
商売繁盛の秘訣なんでしょう。

 

「期待をしない感謝の還元」
試してみてはいかがでしょうか?

 

 

 

本日も最後まで読んで頂き、
ありがとうございました。

税理士 / キャッシュフローコーチ
齋藤泰行(さいとうやすゆき)
URL   :https://saito-tax.com/

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