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話すは技術、聞くは器

 

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(Vol. 637/730)

 

 

「聞く(listen)」という言葉と「沈黙(silent)」という言葉は、まったく同じ文字でできている。
(アルフレッド・ブレンデル)

 

いわゆる、先生業や
コンサルにとっては
「耳の痛い話」かもしれません。

 

 

話すは技術、聞くは器

先日、「影響力を高める」
というテーマの講演を聞きました。
その中で「話すは技術、聞くは器」
という話がありました。

 

「話すこと」は、
必要性があれば
訓練で上達します。
だから「技術」です。

 

一方、 「聞くこと」は、
その人の人間性や
あり方が問われます。
話の聞き方ひとつでその人が
判断されることもあります。
つまり、聞く姿勢がその人の
「器」そのものを表している。

 

そんな意味合いの話です。

 

「聞くって本当にむずかしいなあ」
って最近よく感じます。

 

雇われ税理士時代の話

雇われ税理士は、
事務所から担当を持たされます。

 

事務所の税務顧問先ですから、
お客様は何らかのアドバイスを
求められます。

 

なので、月次訪問をする場合、
基本的にこちらから会計・税務
にまつわるお話をさせてもらいます。

 

もちろん、お客さんの方で
相談や質問などがあれば、
お話をお聞きします。

 

ですが、マインドとしては
「こちらが何かを
話さなければいけない」
という意識が強かったですね。

 

だから、
「話を聞く」というより
「何か話さなきゃ」
「アドバイスしなきゃ」
いつもそう思っていましたね。

 

いまはどうかと言うと、、、

最近は、税理士と同時に
コンサルタントとしても
活動しています。

 

そして、コンサルタントの
手法を学ぶうちに、
あることに衝撃を受けました。

 

それは、
「話すこと」は重要ですが、
それ以上に「聞くこと」が
超重要という事実でした。

 

確かに逆の立場になると
非常によくわかります。

 

コンサルは、
知らないことがあるから
だれかに頼むわけです。

 

だから、
現状をしっかり聞いてもらい、
そのうえでアドバイスなりを
もらいたいもの。

 

ところが、
話が見えたからといって、
話を途中でさえぎって、
アドバイスを話しだす
コンサルタントって少なくありません。

 

というか、
そういう人に何人か出会いました。

 

もしかしたら、
理論的に「正しい」ことを
言われたとしても、
感情的に「なんか、いやだ」
と感じてしまいます。

 

これじゃ、
ダメなんですよね。

 

とともに、
「むかし、自分もこれやってたな」
という事実にはたと気づき、
落ち込みました。

 

でも、落ち込んでも
過去は変えられません。
変えられるのは、
これからの行動だけ。

 

というわけで、
いまは「聞く」ことを意識して
お話をさせてもらっています。
まあ、うまく受けきれないことも
ままありますが、日々改善ですね。

 

むすび

最近、毎朝ひとつづつ
格言を手帳に書き写しています。

 

ちなみに、今日の格言は、

人の言に耳を傾けない態度は、自ら求めて心を貧困にするようなものです。

(松下幸之助)

でした。

 

この格言は知りませんでしたが、
あまりのタイミングの良さに
記憶に残る言葉になりました。

 

「聞くこと」の重要性を肝に銘じ、
「器」を大きくできるよう
取り組みたいと思います。

 

「話すは技術、聞くは器」

 

みなさんの「器」は
どれくらいですか?

 

本日も最後まで読んで頂き、
ありがとうございました。

税理士 / キャッシュフローコーチ
齋藤泰行(さいとうやすゆき)
URL   :https://saito-tax.com/
メール:info@saito-tax.com

 

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