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セブンイレブン時短問題 「場づくり」は重要です。

 

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(Vol.553/607)

 

セブンイレブンの時短問題。

 

ニュースなどでオーナー側の話を
聞いていると「過酷だな」
という印象を抱きます。

 

・人手不足で働き手がみつからない

・とりわけ、深夜バイトがみつからない

・深夜営業しても、お客さんはそれほどこない

・採算割れのため、オーナーが休みなく働かざるを得ない

 

繁華街にある店舗ならまだしも、
住宅街にある店舗ではきびしいですね。
無理して深夜営業しても、
採算割れではやる意味も
見出せないというのも理解できます。

 

ところが、契約上、
24時間営業が基本となっているため、
オーナーの権限で勝手に
時短営業することはできません。

 

今回の騒動は、そういった状況で
オーナーが体力的限界から
時短営業を独断をはじめたことが
きっかけとなりました。

 

というわけで、ニュースなどの情報は
オーナー側の視点から語られています。
「零細オーナーVS大企業」という構図が
みてとれるため、オーナー寄りな感じですね。

 

ですが、とある番組を見ていたところ、
セブン側の立ち位置を
踏まえて分析していました。

 

・セブンイレブンは24時間営業を前提にビジネスモデルが組まれている

・夜中に商品を配送する物流システムを一変させることはむずかしい

・検品、清掃など夜中にしかできないこともある

 

確かに24時間営業が前提の
ビジネスモデルが組まれているため、
売上の「ある・なし」だけでは
推し量れない面もあります。
だから、簡単に時短営業を認められない
事情もあるわけです。

 

どちらの立場かで意見は異なりますし、
どちらも間違っているわけでありません。
なので、どちらか一方が
100%正しいなんてことはなく、
うまい落とし所を模索する必要があります。

 

ビジネスの現場では、こういう事態は
よくあることでしょう。
取引先もそうでしょうし、
社内における上司と部下でもそうでしょう。
多くの場合「力関係」で決着することが
多いのでしょうが、
本質的な問題であれば
のちのち問題になることもありえます。

 

そういうときに気をつけたいのは
「場づくり」の重要性です。
自分の言い分を通すという姿勢では、
その場はかなり固くてギスギス
したものになるでしょう。
それでは、相手も構えてしまいますし、
埒があかないこともあるでしょう。

 

お互いの意見が頭から否定されない
「安心・安全・ポジティブな場」を
意識すると話も円滑に進みます。
「聴く耳」をもつことが重要ですよね。

 

セブンイレブンの時短問題。
コンビニがある意味で
社会インフラ的な側面もあるので、
よい落とし所が見つかればいいですね。

 

本日も最後まで読んで頂き、
ありがとうございました。

税理士 / キャッシュフローコーチ
齋藤泰行(さいとうやすゆき)
URL   :https://saito-tax.com/
メール:info@saito-tax.com

 

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