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楽天の送料無料化問題 話が一方的すぎると反発を招く

 

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(Vol. 880/1000)

 

楽天の送料無料が
問題となっています。

 

3,980円以上の商品を
購入した場合、
原則として送料を無料にする
としています。

 

三木谷会長は、
「消費者のニーズであり、
店舗の売り上げを上げるため」
と主張。3月18日からの
開始を予定しています。

 

利用者としては、
嬉しいサービスです。

 

でも、送料を無料にする
ということは、
だれかが送料を
負担するわけです。

 

送料は加盟店側が
負担することになります。
そう、楽天側は
懐が痛まないのです。

 

この施策を受けて、
当然加盟店側からは
反対が出ていますし、
公正取引委員会が調査を
始めたなんて話もあります。

 

この送料無料化を受けて
楽天の加盟店から
脱退する企業も出てきています。

 

大きなところでは、
業績絶好調のワークマンが
脱退を表明しました。

 

自社サイトでは、
1万円以上で送料無料となり、
不公平感があるため、
撤退を決めました。
今後は自社サイトでの
運営を強化していきます。

 

 

さて、
この話を聞いて思うこと。

 

それは、
話が一方的であるということ。

 

三木谷さんは、
「楽天がAmazonに
負けている理由は送料だ」
として送料無料化を
ゴリ押ししました。

 

送料は加盟店に
負担させるのに、
です。

 

加盟店にも
言い分があるはずです。

 

これでは、
「前置きが足りない」
と言わざるを得ません。

 

その施策をする意味と
メリット・デメリットを
しっかりと理解してもらい、
合意を得なければ
不満が残ります。

 

ただの「命令」では、
反発が起こるのも
無理がありません。

 

相手のことを考えないでいると、
ワークマンのような企業も
これから相次ぐかもしれません。

 

また、Amazonに
負けているのは
「送料」としていますが、
本当にそれだけなんでしょうか?

 

そもそも、
楽天のサイトは見づらくて嫌い
という人も少なくありません。

 

楽天さんは状況を俯瞰して
問題の本質をとらえなおす
必要があるのかも
しれませんね。

 

このような状況は、
一般の会社内でも
よくあることかもしれません。

 

一方的に決めつけても、
うまくいかないことって
たくさんあります。

 

そういう場合は、
「話が一方的になっていないか?」
という視点を思い出して
状況を俯瞰してみましょう。

 

解決のヒントがみつかる
かもしれません。

 

本日も最後まで読んで頂き、
ありがとうございました。

税理士 / キャッシュフローコーチ
齋藤泰行(さいとうやすゆき)
URL   :https://saito-tax.com/
メール:info@saito-tax.com

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