「○○○○○」の解決が会社発展のヒントとなる

（Vol. 1005/1096）

 

 

いま、とあるスーツが
話題となっています。

 

水に濡れても大丈夫、
洗濯もできるスーツです。

 

なぜ、
そのようなスーツが開発
されたのでしょうか？

 

じつは、
このスーツを開発した会社は
アパレルメーカーではありません。

 

水道工事を請け負う会社
なんですね。

 

そもそもこの会社の
「お悩みごと」は、
新卒の採用ができないことでした。

 

その理由を調査すると
「作業着を着たくない」
というものがありました。

 

そこで、
撥水加工をした
作業着型のスーツを
開発したわけです。

 

このスーツを開発したことで、
狙い通りに新卒採用ができる
ようになったそうです。

 

そして、
このスーツがあまりに
好評だったため、
アパレルの別会社
（オアシススタイルウエア）を
立ち上げてこんにちに至ります。

 

さて、
この会社は「お悩みごと」に
向き合うことで
多くのものを得ました。

 

少し前まで新卒採用は
人材不足でどこの会社も大苦戦。

 

「時代だからしょうがない」
「業種的にしょうがない」
そんな理由をつけて、
あきらめてしまう会社も
多かったかもしれません。

 

しかし、この会社は
「お悩みごと」に向き合って
しっかりと分析します。

 

でなければ、
「作業着を着たくない」なんて
理由には気づかないでしょう。

 

また、行動の結果として、
そもそもの新卒採用という
課題を解決。

 

それだけにとどまらず、
新たな事業として成立するという
大きな副産物も得たわけです。

 

ところが、
こういう「お悩みごと」は
先送りされがちです。

 

多くの場合、
「お悩みごと」には
明確な期限がないからです。

 

ですが、「お悩みごと」
ですから
「重要だけど緊急性がないこと」
です。

 

だから、当然、
解決できれば経営に
ポジティブな影響を
与えることになります。

 

条件が揃えば、
この会社のように
会社発展のチャンスを
得られる可能性だってあります。

 

コロナ禍でいろいろと
大変な状況でしょうが、
落ち着いたら「お悩みごと」に
向き合う時間も取りたいですね。

 

オアシススタイルウェア
の事例は、中小企業にも
大変参考になると思い
シェアしてみました。

 

本日も最後まで読んで頂き、
ありがとうございました。

税理士 / キャッシュフローコーチ
齋藤泰行（さいとうやすゆき）
URL   ：https://saito-tax.com/