なぜ、コロナ禍でもあのお店は大行列なのか?
(Vol. 1023/1096)
昨日は、飲食店が苦戦している
という記事を書きました。
でも、そんな状況のなか、
コロナの影響もなんのその。
コロナ禍でも、
連日大行列のお店があります。
神保町にあるキッチン南海です。
暖簾分けのように
「キッチン南海」の看板を掲げて
営業しているお店は
たくさんありますが、
この神保町のキッチン南海こそ
元祖のお店。
元祖カツカレーを筆頭に、
ヒラメフライライスなど、
独特の黒いカレーと
美味しいフライが
売り物のお店です。
カツカレーでも750円という
お財布にやさしい価格ですし、
美味しいわけですから
繁盛しないわけがありません。
とはいえ、
コロナ禍では
さすがにお客は減りそうなもの。
なぜ、
このお店は
大行列なんでしょうか?
それは、
来週で閉店だからです。
このお店の味を
もう一度食べておこうと、
連日たくさんの人が
訪れているわけですね。
とはいえ、
建物の老朽化が原因ですし、
来月には近くに場所を
変えてお店を出す予定。
正直、お店は狭いですし、
お客さんも密着して
「3密」状態ですし、
来月以降行けば
それでよいような気もします。
でも、キッチン南海に
お世話になった人ならば、
食べ納めをしておきたい。
あの場所、あの雰囲気、
あの味は、あのお店でないと
味わえないですから。
「感謝」の意味を込めて、
多くのファンがお礼参りを
しているようなものですね。
これは、「キッチン南海」の理念
に根ざした企業の運営姿勢が
お客さんにしっかり届いていたことの
証左と言えるでしょう。
「キッチン南海」には
繁盛する飲食店のヒントが
たくさん含まれていますね。
飲食店の方は研究する
価値ありだと思います。
本日も最後まで読んで頂き、
ありがとうございました。
税理士 / キャッシュフローコーチ
齋藤泰行(さいとうやすゆき)
URL :https://saito-tax.com/