先回りして危機感を持つ
(Vol. 1065/1096)
先日のカンブリア宮殿で
エフピコが取り上げ
られていました。
エフピコは、
「食品トレー」で
年商1863億円を稼ぐ
業界最大手の一部上場企業です。
エフピコの故小松安弘社長は
毎日、主だった部下に
電話していました。
そして、
「変わったことはないか」
と聞いていたそうです。
なぜか?
それは、
危機は必ず小さな変化として現れる
と考えていたからです。
だから、ルーティンとして
毎日、毎日、同じことを
聞いていたわけです
これは、社長自身、
過去に金山への投資で
大失敗したことに
起因しています。
小さな失敗の兆候は
あったにもかかわず、
大失敗するまで損切りが
できなかったわけです。
その後、世の中いいことなんか
起こりはしないと危機感の塊となり、
トレーが夢に出てくるまで、
トレーのことを考えるようになった
と言います。
「先回りして危機感を持つ」
というスタイルが出来上がり、
会社は大きな発展をしたわけです。
社長は既に亡くなられていますが、
その理念はエフピコに
脈々と引き継がれています。
コロナ禍でも
その理念に基づき、
ブレない姿勢で
コロナに対応する新商品の
開発をおこなっています。
大事なこと。
それは、
理念に基づいて
行動することです。
いまは、「何が正解か?」なんて
全く予測がつかないフェイズです。
であれば、自分が信じることを
貫いて行動を続けるしかありません。
御社の理念はなんでしょうか?
いま、信じて貫くべきことは
なんでしょうか?
それが御社にとって
いま、一番大事なことですよ。
本日も最後まで読んで頂き、
ありがとうございました。
税理士 / キャッシュフローコーチ
齋藤泰行(さいとうやすゆき)
URL :https://saito-tax.com/