新型コロナウイルスで資金繰りに困ったらどうすればいいか?
(Vol. 922/1000)
新型コロナウイルスが
中小企業の経営に
大きな影響を与えています。
資金繰りの面で不安を
抱えられている経営者の方も
少なくないのではないでしょうか?
そんななか、国や地方公共団体で
資金繰りの支援策が
とられていますので、
簡単にご紹介したいと思います。
まずは、
セーフティーネット保証4号です。
最近1か月の売上高等が
前年同月に比して
20%以上減少しているような場合に
適用される制度です。
信用保証協会が
通常の保証枠とは別枠で
借入債務の100%を保証します。
つまり、通常の保証枠を
使い切っている場合でも
追加で融資を受けることが
できるわけです。
つぎに、
セーフティーネット保証5号です。
最近1か月の売上高等が
前年同月に比して5%以上
減少しているような場合に
適用される制度です。
対象業種は絞られますが、
今回の新型コロナウイルス問題
においては、旅行関係、
飲食などの業種が追加されました。
ただし、注意点があり、
セーフティーネット保証4号とは異なり、
保証協会は80%保証のとどまること。
おつきあいのある金融機関の協力が
不可欠となります。
それから、
各地方公共団体がおこなう
緊急支援融資があります。
たとえば、
神奈川県ではこんな感じです。
新型コロナウイルスの流行により事業活動に影響を受けている中小企業の皆さまに金融支援を実施します
所在する地方公共団体の支援策を
確認してみてください。
最後に、国がおこなう
実質無利子・無担保の融資制度です。
先日、安倍首相が表明しました。
日本政策金融公庫での
融資になると思われますが、
まだ詳細は未定です。
内容がわかりましたら、
あらためてご紹介したいと思います。
今回の騒動で資金繰りが
大変になりそうであれば、
はやめに手を打つ必要があります。
その時は、いちはやく行動を
おこすことがとくに重要です。
大変な時期が続きますが、
うまく乗り切りましょう。
本日も最後まで読んで頂き、
ありがとうございました。
税理士 / キャッシュフローコーチ
齋藤泰行(さいとうやすゆき)
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