強みを活かす

（Vol. 1083/1096）

 

コロナで打撃を受けている
会社も多いことと思います。

 

本日取り上げる小杉織物も
大打撃を受けた
会社の一つです。

 

この会社が取り扱う
メインの商品は浴衣帯。

 

コロナの影響で売上は、
なんと97%減。

 

まさに大ピンチを
迎えていました。

 

そして、
会社は生き残るために
できることを模索しました。

 

織物加工の技術を活かして、
絹のマスクを販売。

 

これがまずまず
当たりました。

 

ですが、
その後にマスク事業には
多くの大手企業が参入。

 

すぐに売上は大幅減で
ふたたびピンチに。

 

ところが、
ここで「神風」が吹きます。

 

あの将棋の藤井聡太さんが
同社の商品をつけて
対局に望んだのでした。

 

それから、同社の製品は
「勝利のマスク」として
注目を集めました。

 

また、このマスクは
「絹」なので、
肌触りが柔らかい。

 

とりわけ、
不織布が苦手な方に
大ヒットしています。

 

この会社の例は、
確かにラッキーな面もある
かもしれません。

 

けれど、
「強みを活かす」ことを考えて
行動をしなければ
起きなかったことです。

 

そういう小さな行動の積み重ねが
ピンチをチャンスに
変えたわけです。

 

そして、
その根底にあるのは
「強み」を起点とした
戦略です。

 

中小企業においては、
経営資源は限られています。

 

その限られた資源は
どこか一点の「強み」に
集約すべきでしょう。

 

その一点を起点にして、
多面的な展開も
ありますからね。

 

そのためには、
まずは「強み」を
把握する必要があります。

 

あなたの会社の持つ
「強み」ってなんでしょうか？

 

何かひとつくらいは
あるはずです。

 

その「強み」を活かすことが
成長の起爆剤になる
かもしれません。

 

考えてみる価値はある
と思いますが、
いかがでしょうか？

 

本日も最後まで読んで頂き、
ありがとうございました。

 

税理士 / キャッシュフローコーチ
齋藤泰行（さいとうやすゆき）
URL   ：https://saito-tax.com/