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「○○」の判断こそ、経営センスが問われます

 

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(Vol. 820/1000)

パナソニックが
半導体事業から撤退します。

 

半導体事業を行う
子会社の株式を270億円で
台湾企業に売却することで
合意したようです。

 

パナソニックでは、
構造的な赤字事業の
見直しを進めており、
半導体事業については
黒字転換がむずかしい
という結論になりました。

 

直近の決算では、
売上が922億円で赤字が235億円。
細かな情報は見ていませんが、
現在の水準ではなかなか
黒字転換はむずかしい
かもしれませんね。

 

現状を冷静に分析して、
然るべき対応をした
といったところでしょうか。

 

さて、ビジネスの判断で
むずかしいのは、
「撤退」の判断と言われています。

 

なぜなら、
すでに多くの金額が
投下されているため、
撤退するということは
誤りを認めるということ
だからです。

 

いわゆる、
「コンコルド効果」です。
「埋没費用効果」
「サンクコスト効果」
と言われることもあります。

 

「コンコルド効果」は、
フランスとイギリスが
共同開発した超高速の
飛行機「コンコルド」が
その語源です。

 

この「コンコルド」、
多くの資金が投入されて
開発が進められましたが、
載せられる乗客の少なさ、
燃費などの観点から
採算が取れないことが
判明しました。

 

ところが、
すでに投下した金額が
多額であったため、
撤退の判断が下せず、
最終的に倒産して
しまうのでした。

 

この一連の失敗が
「コンコルド効果」です。

 

パナソニックは、
サンクコストに引っ張られずに
撤退の判断をくだしました。

 

さすが、今でも
松下幸之助の遺伝子を
引き継いでいるのでしょうね。

 

松下幸之助の
「撤退」にまつわる
こんな話があります。

 

昭和39(1964)年、
幸之助は松下通信工業が
手掛けていた電算機事業から
手を引くことにしました。

 

盛んに研究開発を
続けてきたにもかかわらず、
国内の同業者が多すぎる
と確信したからです。

 

そして、後に
こう語ったそうです。

 

ヤリの名人は、突くときよりも引くときのほうが早いと言われるように、商売でも引き際が肝心です。

あのまま電算機事業を続けていたら、10億円儲けても、別のところで30億円ぐらい失うことになったでしょう。

撤退したあと、その力をほかへ向けたところ、とたんに家電の売上が増え、日本一になった。やめてよかったと今でも思っています。

 

名経営者は、
「撤退」の決断も
お見事というわけです。

 

本日も最後まで読んで頂き、
ありがとうございました。

税理士 / キャッシュフローコーチ
齋藤泰行(さいとうやすゆき)
URL   :https://saito-tax.com/
メール:info@saito-tax.com

 

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