野村監督逝く「有事に強い者、 それは不真面目な劣等生」
(Vol. 893/1000)
野村監督が亡くなりました。
個人的に野球を観ることは
あまりありません。
でも、野村監督がテレビ番組に
出てるとなんだか
観てしまうんですよね。
理念がしっかりとしていて、
ブレずに理想を実現していた方。
論理だてたお話も
納得感がありましたからね。
野村監督絡みの言葉で
有名なのは、
勝ちに不思議の勝ちあり。
負けに不思議の負けなし。
でしょうか。
野村監督には、
これ以外にもたくさんの
名言があります。
今日は備忘録がわりに
野村語録をご紹介したいと思います。
「どうするか」を考えない人に、
「どうなるか」は見えない。
好かれなくても良いから、
信頼はされなければならない。
嫌われることを恐れている人に、
真のリーダーシップは取れない。
うまくいっているときは、
周りに人がたくさん集まる。
だが、一番大切なのは、
どん底のとき、
誰がそばにいてくれたかや。
楽を求めたら、苦しみしか待っていない。
「恥ずかしい」と感じることから進歩は始まる。
1年目には種をまき、
2年目には水をやり、
3年目には花を咲かせましょう。
失敗の根拠さえ、はっきりしていればいい。
それは次につながるから。
ちっぽけなプライドこそ、その選手の成長を妨げる。
自己を過大評価した瞬間から、思考の硬直が始まる。
「どうやったらライバルとの競争に勝てるか」考えたとき、
「1日24時間の使い方の問題だ」と思った。
コーチの第一義は、
自信を無くしている、
目標を失っている選手に、
いかに意欲を出させるかということ。
リーダーシップとは人を動かす、先を読むこと。
人を動かすのは
生きがい、夢、希望、目標、
目的、ビジョン、興味、関心。
部下を「信じる」というのは、
リーダーの重要な資質。
自分の持っているイメージと違うとすぐ矯正しようとする。
こんな上司のもとにいる部下は不幸。
敵に勝つより、もっと大事なことは、
常に自分をレベルアップすること。
限界が見えてからが勝負だ。
ナポレオンは
「人間を動かす二つのテコがある。
それは恐怖と利益である」と言った。
私はこの二つに「尊敬」を加えたい。
リーダーは
「利益と尊敬と、少しの恐怖」
で組織を動かしていくべきで、
その潤滑油が「笑い(ユーモア)」だ。
人間の才能なんて、
どこに隠されているか分からない。
相手の話を聴いてみる。
それが第一歩。
そこから組織の活性化が始まる。
有事に強い者、
それは不真面目な劣等生。
コンピューターがどんなに発達しようとしても、
仕事の中心は人間だ。
ならば、そこには
「縁」と「情」が生じる。
それに気づき、大事にした者が
レースの最終覇者となるのだと思う。
全盛期を過ぎ、落差に耐えつつ、必死にやる、
なんてことを惨めと感じる人はいるでしょう。
ところが、僕はそうは思わないんですよ。
なりふり構わず、自分の可能性を
最後の最後まで追求する。
そのほうが美しいという、
これは僕の美意識です。
野村監督は、何度も弱小チームを
優勝に導きました。
なので、野村監督の言葉は
中小企業の経営者のヒントになる
言葉もたくさんありますね。
野村監督、
ご冥福をお祈り申し上げます。
本日も最後まで読んで頂き、
ありがとうございました。
税理士 / キャッシュフローコーチ
齋藤泰行(さいとうやすゆき)
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