めんどうな経理 「モト」をとるにはどうすればいいか?
(Vol.580/607)
経理は、めんどうですし、
手間がかかります。
とはいえ、経理担当がいない
個人事業や小さな会社では、
事業主や社長自身が
手を動かさなければいけません。
多くの場合、経理は先送りされり、
後回しにされたりしがちでしょう。
ですが、年に一度は
確定申告を提出する必要があるため、
年度末にしぶしぶ期限に
間に合うように作業をおこないます。
言わば、
税務署に書類を提出するために
時間やお金を投下するわけです。
でも、これ、なんだかすごく
もったいないように思います。
どのみち経理作業に時間や
お金を投下するのならば、
経営に活かした方が
有益だからです。
せっかくなら、
「モト」をとりましょう!
実際、きちんと月次を
時系化している会社は、
業績が良い傾向に
あるように思います。
では、経理をどのように
経営に活かしているのでしょうか?
たとえば、
次のようなことがあります。
・予実の管理(計画と実績の管理)
・売上の分析
・経費の分析
・資金繰り
・ビジョン実現のための投資に関する経営判断
・納税予測と節税対策
など
経営数値をタイムリーに知ることで
生きた数値に基づいて、
経営判断がくだせるようになります。
年に一度の経理では、
すでに終わった数字を
集計するだけですから、
経理の意味合いが全然違います。
また、
しっかりと時系化されれば、
経理作業も次第に効率化が
見込まれますよね。
とはいえ、いきなり完璧には
できないでしょう。
まずは、たとえば、
毎週15分の領収書整理の
習慣化など、できることから
コツコツと取り組んでみては
いかがでしょうか?
本日も最後まで読んで頂き、
ありがとうございました。
税理士 / キャッシュフローコーチ
齋藤泰行(さいとうやすゆき)
URL :https://saito-tax.com/
メール:info@saito-tax.com