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なぜ、契約は減少したのに利益は増加したのか?

 

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(Vol. 806/1000)

 

かんぽ生命、
不適切販売で
問題になりましたね。

 

そんなかんぽ生命ですが、
新規契約が前年同期と
比べて34.4%減少しました。

 

問題になった後ですので
致し方ないことですね。

 

そして、
同時に中間決算の
発表がありました。

 

その結果、
利益が11%増の763億円
となりました。

 

なぜ、保険の
新規契約が減ったのに
利益は増えたのでしょうか?

 

普通に考えると、
新規契約が減ったら、
利益も減りそうなものです。

 

どういうことでしょうか?

 

これは、どうやら

保険の新規契約が減る

郵便局への販売手数料の支払額が減る

かんぽ生命の経費が減る

かんぽ生命の利益が増える

という構造のようです。

 

なるほど。
会社のお金の流れが
わかると合点がいきます。

 

会社のビジネスモデルによって
キャッシュフローの構造が
異なるということです。

 

つまり、
お金の流れを知ることは、
どんな会社の経営者に
とっても必要なことです。

 

経営は、勘頼みではなく、
根拠ある経営判断をもって
おこなわなければ、
立ち行かなくなることでしょう。

 

たとえば、
前述のかんぽ生命のように、
感覚的には
利益が減りそうな時に、
増えていたら「ラッキー」
と喜んでいるようでは
まずいわけです。

 

実際、かんぽ生命は
ストック型のビジネスです。

 

だから、
先々は保険料収入が
減少するわけで、
結果的にこの新規契約の減少は
売上の減少につながるわけ
ですから。

 

数値の意味をすっかりと
読み解かなければ
経営はやっていけない
ということですね。

 

本日も最後まで読んで頂き、
ありがとうございました。

税理士 / キャッシュフローコーチ
齋藤泰行(さいとうやすゆき)
URL   :https://saito-tax.com/
メール:info@saito-tax.com

 

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