「結果として自分がどうなりたいか」が一番重要

（Vol. 799/1000）

ワールド・ボクシング・
スーパー・シリーズ
（WBSS)バンタム級
決勝戦。

 

井上尚弥 VS ノニト・ドネア

 

本当にすごい試合でした。

 

早いラウンドのKO勝ちで
強さが際立つ井上

 

ピークの過ぎた
レジェンドのドネア

 

戦前の下馬評では、
「井上有利」が
伝えられていました。

 

けれど、井上選手は
油断することなく、
「差はない」と
12ラウンドまで
もつれることを想定して、
万全の準備を重ねました。

 

試合は、想定通り、
12ラウンドもつれました。

 

井上選手は、はじめて
カットや流血を経験したり、
相手が二重に見える
というダメージを受けたり、
ハードな試合を体験。

 

この激戦を勝ち切ったことは、
非常に価値がありますし、
この試合を糧に
さらに強くなることでしょう。

 

さて、井上選手は
このトーナメントを優勝する
というビジョンを
しっかりと定めていました。

 

そして、それを
実現するために
きっちりとPDCAサイクル
を回しました。

 

以前、井上選手は
自身のキャリアについて
「35歳まで」
と語っています。

 

そして、そのキャリアの
最大の目標については、

結果として自分がどうなりたいか、というところが一番重要だと思うんです。目の前の目標という意味では具体的ではないけど、自分は最終的には、例えばパッキャオのようになりたい。

と考えを述べていました。

 

パッキャオは、
6階級制覇した
フィリピンのレジェンドです。

 

井上選手は、今回の
WBSSを優勝したことで、
いまはまさに
「パッキャオのようになる」
階段を登り始めました。

 

恐らく今回のWBSS優勝は、
最終形から逆算して
計画されたアクションの
一つだったと思います。

 

それを実現するために、
計画をたて、行動し、
見直し、改善する。
そういうサイクルを
愚直に回すことで
成果を得られました。

 

これは、そのまま
事業運営のお手本に
なりますね。

 

行き当たりばったりでは、
欲しい成果って
なかなか得られない
ものですよね。

 

そのためには、
しっかりとビジョンを言語化し、
それを実現するための
計画をつくる。

 

そして、PDCAを
愚直に回す。
当たり前ですが、
これに尽きますね。

 

井上選手は、世界的な
プロモーターと契約して
今後はアメリカに進出する
ことになるそうです。

 

当然、この展開は
「パッキャオになる」ために
あらかじめ想定されていた
ことでしょう。

 

井上選手が最終的に
どのような選手になるのか、
楽しみに見守りたいですね。

 

本日も最後まで読んで頂き、
ありがとうございました。

税理士 / キャッシュフローコーチ
齋藤泰行（さいとうやすゆき）
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