結果の出る組織になるにはどうしたらよいか?
(Vol. 673/730)
「組織の成功循環モデル」
って聞いたことあるでしょうか?
マサチューセッツ工科大学の
ダニエル・キム教授が
提唱しているお話です。
有名な話なので、
研修や本などで
見たり聞いたりしたことが
あるかもしれませんね。
「組織の成功循環モデル」
のイメージはこんな感じです。
この組織の成功循環モデルは、
「どこを起点に考えるか」で
「グッドサイクル」と
「バッドサイクル」の
2つのサイクルがあります。
バッドサイクルは、
「結果の質」だけを求めます。
結果だけに着目しても、
なかなか成果は上がりません。
結果として次のような
サイクルをたどります。
成果が上がらない(結果の質)
↓
対立する、押しつける、命令する(関係の質)
↓
考えない、受け身で聞く(思考の質)
↓
自発的、積極的に行動しない(行動の質)
↓
成果が上がらない(結果の質)
↓
関係が悪化する、なすりつけあい(関係の質)
と、どんどん状況は
悪化していきますね。
グッドサイクルは、
「関係の質」を高める
ところから始まります。
お互いに尊重し、一緒に考える(関係の質)
↓
気づきがある、自分ごととして考える(思考の質)
↓
自発的に行動する(行動の質)
↓
成果があがる(成果の質)
↓
より信頼関係が高まる(関係の質)
このようなサイクルを経て、
成果の上がるチームになっていきます。
まずは、「関係の質」を高めて
グッドサイクルの組織を目指すこと
が大切なわけです。
成果を出すには
遠回りのように思える
かもしれませんが、
「急がば回れ」ですね。
最近、停滞感や成果があがらない
といったお悩みがある場合、
もしかしたらバッドサイクルに
はまっていたりしないでしょうか?
「結果」起点になっていないか
チェックしてみてください。
では、バッドサイクルに
当てはまっていた場合、
どうすればいいんでしょうか?
答えは簡単ですよね。
まずは
「関係の質」を見直すことから
始めてみてはいかがでしょうか?
本日も最後まで読んで頂き、
ありがとうございました。
税理士 / キャッシュフローコーチ
齋藤泰行(さいとうやすゆき)
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