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「〇〇〇」が定まらなければ、うまくいかない

 

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(Vol.497/500)

 

お正月の箱根駅伝は
東海大が総合優勝。

 

残念ながら、
青山学院の5連覇は
なりませんでした。

 

 

それでも、青山学院は
3冠レースの出雲駅伝と全日本駅伝は
優勝しているので、
大学駅伝チームとしては
トップレベルであることに
疑いはありません。

 

いまとなっては、
常勝軍団というイメージが
定着しましたが、
ほんの10年前までは
予選会も勝ち抜けないような
弱小チームでした。

 

そんな青山学院が
強くなるきっかけとなる
一人の選手がいました。

 

原晋監督も
「山の神」神野選手も
そう認めているのが、
出岐(デキ)選手です。

 

先日、その出岐選手を取り上げた
テレビ番組がありました。

 

出岐選手は、
現日本記録保持者の大迫選手
と同年代ですが、
番組で彼を紹介するときに
駅伝で大迫選手を抜き去るシーン
が使われていました。

 

当時、学生の中では
実力上位の存在でした。

 

同年代の大迫選手や設楽選手が
次々に日本記録を出したように
選手として脂の乗る時期ですが、
スポーツニュースで
出岐選手の名前を聞くことはありません。

 

じつは、
出岐選手は25歳で
競技から引退しているからです。

 

学生随一の走力があったのに、
どうして若くして引退して
しまったのでしょうか?

 

出岐選手は、引退の理由に
「モチベーションの低下」を
あげていました。

 

出岐選手は高校時代は
サッカー部でしたが、
頼まれて駅伝に出場していました。

 

そこでの走りが注目されて、
青山学院にスカウトされたそうです。

 

だから、
そもそも出岐選手は
「陸上」に思い入れがありません。

 

そこを、
原晋監督がうまく目標設定をして、
魔法がかかったように走ることを
楽しめたから結果が出せました。

 

ところが、
卒業後の実業団では
毎日ストイックに走る練習があるのみ。
周りは「陸上」に
思い入れの強い選手ばかりで、
次第に走ることの意味が
見い出せなくなりました。

 

そうして、
25歳の若さでの
引退を決意しました。

 

この話を聞いて思ったことは、
「あり方」の重要性です。

 

出岐選手は、
「陸上」に思い入れがなかったと
発言していましたが、
実業団で走ることを突き詰めるには
やはり「覚悟」が足りないと
言えるでしょう。

 

どれだけ才能があったとしても、
オリンピックのように
長期に渡る継続した努力が
求められる場合、
ブレない「あり方」が
なければ乗り切れません。

 

ブレブレでは
「モチベーションの低下」も
仕方ありません。

 

何かを成し遂げようとする場合、
拠り所となるものが必要です。

 

そういう意味でしっかりと
「あり方」が整っていること、
非常に重要ですね。

 

 

ちなみに、
出岐選手はその点に気づき、
早い段階で方向転換をして、
今は幸せそうに暮らしていました。

 

過去を振り返って、
それをいまに活かしているようです。
新しい「あり方」が
見つかったのでしょうね。

もうあの走りを見られないのは
残念ではありますが。

 

 

本日も最後まで読んで頂き、
ありがとうございました。

 

税理士 / キャッシュフローコーチ
齋藤泰行(さいとうやすゆき)
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メール:info@saito-tax.com

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